夏の時期における工事現場での照明の重要性
もうすぐ夏本番。夏といえば日が長く、明るい時間が多いイメージがありますが、工事現場においては「夏こそ照明が重要」とされる理由があります。気温上昇や昼夜の作業スケジュールが変化しやすい夏場は、照明計画が現場の安全・効率に直結するのです。
なぜ夏でも照明が必要なのか?
1. 早朝・夜間作業が増えるため
2025年6月1日から、労働安全衛生規則の改正により、職場における熱中症対策が義務化されました。熱中症リスクを避けるため、夏場は涼しい時間帯(早朝・夕方〜夜間)に作業を集中させる傾向があります。自然光が少ない時間帯での作業には、十分な照明が不可欠です。特に交通規制が必要な道路工事などでは、夜間施工が一般的であり、照明の質が作業品質と安全性を左右します。
2. 強い日差しによる「逆光」「強い影」への対策
日中であっても、太陽光が強すぎると逆光や強い影ができて視認性が低下することがあります。補助照明を使って影をなくし、均等な明るさを確保することで、資材や手元の視認性が向上します。
3. 夏特有の急な天候変化
夏は突然の夕立や雷雨など、天候が急変しやすい季節です。暗くなるタイミングが読みにくいため、常時備えとして照明を用意しておくと安心です。
4. 安全表示や誘導サインの明示
強い日差しや夕暮れどきは、標識や作業エリアの境界が見えにくくなることがあります。照明で明示することで、作業員だけでなく通行人や車両の安全も守ることができます。
夏場に適した照明の選び方
- 耐熱・耐候性:高温や湿気に強い素材・構造のものを選びましょう。
- 高輝度LED:省エネで長寿命、かつ直射日光下でもしっかり見える高輝度タイプが有効です。
- 持ち運び・設置が容易なタイプ:現場の進行に応じて柔軟に配置変更ができる照明器具が重宝されます。
- 発電機の活用:電源確保が難しい場所では、発電機を利用して消費電力が少ないLED照明を使用する事が望まれます。
配光の工夫も忘れずに
照明の角度や高さに注意し、作業員の視界を妨げないように配置することが大切です。
まとめ
夏は「明るいから大丈夫」と思われがちですが、夏こそ早朝・夜間作業や天候の変化、強い日差しによる視認性低下など、照明が必要とされる場面は少なくありません。照明設備の整備は、作業の安全・効率・品質を保つための基本であり、見落とされがちな“安全対策の盲点”です。
夏の現場こそ、しっかり「光」を設計しましょう。
現場で活躍するおすすめ照明製品のご紹介
夏の工事現場における過酷な条件に対応するためには、信頼性と実用性の高い照明機器の選定が不可欠です。ここでは、多数の信頼性と実績があるLUMENSの「特に夏場の作業に適した照明製品」を2つご紹介します。
■ LED広角型投光器「MKO-S-180」
高輝度LED・特殊レンズを搭載し、小さくて軽くて明るい業務用180ワット照明がおすすめ。特殊レンズを採用し、広がりがある光なので広範囲に明るくなります。つまりは、設置台数・工事費用の削減に繋がります。IP65の防塵・防水仕様で、突然の雨にも安心。
- 明るさ:21,600lm
- 消費電力:180W
- 防水性能:IP65
- 重量:約3.9kg(軽量タイプ)
- 定格電圧 交流100V・200V
■ LED広角型投光器「MKO-S-120」
180wまでの明るさは必要ない場合、120wタイプもご用意しております。MKO-S-180と同様に高輝度LED・特殊レンズを搭載し、小さくて軽くて明るい業務用120ワット照明はいかがですか?こちらも特殊レンズを採用し、広がりがある光に仕上げていますので広範囲に明るくなります。IP65の防塵・防水仕様で、突然の雨にも安心。
- 明るさ:14,400lm
- 消費電力:120W
- 防水性能:IP65
- 重量:約3.4kg(軽量タイプ)
- 定格電圧 交流100V・200V